知床自然センター 自然散策 北海道・道東をツアーで再訪2-3

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再び知床峠の峠口そばに戻ります。

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知床自然センターで、これからの知床の森ウォークの事前説明を聞きます。

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「フレペの滝 遊歩道」=断崖と海を眺めるウォーキングコースです。

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知床自然遺産は動植物の共棲する生態系を評価されている世界遺産です。遊歩道はあくまで自然優先にのっとって整備されています。それにちなんで、ツアーの皆さんそれぞれが行儀よく歩いてゆきます。

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わたしらのツアーにはふたりの自然ガイドさんがついてくれました。私のグループのガイドさんは実に気持ちのいい青年で、思いやり深く優しく勘所をよくガイドしてくれました。ちなみに、ここではガイドさんの後ろの立ち木を保護している網についておしえてくれました。エゾ鹿が食べるものがなくて(とくに真冬の積雪時)樹木の皮をはいで食べるので、立枯れてしまう。その対策、とのこと。積雪の高さよりも高く何重にも丈夫な網がまかれていました。

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やがて、林と森を抜けて草原に出ました。

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ガイドさんが遊歩道にクマの糞を見つけました。熊はこの一帯に棲息しています。でも、めったなことではツアー中に遭遇することはないそうです。熊の出没情報はセンターで掌握しています。出没はきちんと確認されています……クマに逢ってみたいような、それも怖いような──勝手です、わたしらは。

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エゾシカの食性によって、ゆたかな知床の植生も大幅にかわっているのが、ここの草でわかります。エゾシカが食べない草だけが繁茂するんだそうです。

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オホーツク海岸に到着です。

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さきほど知床半島遊覧船からながめたばかりの「フレペの滝」を見下ろせる地点に到着です。圧倒的な質感と雄大な景色に言葉を失いました。
写真の真中右寄りの滝はちょっと見ずらいのは、カメラマンの未熟ゆえです。勘弁してください。

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つい手の届く近さ。エゾシカの食事中。お邪魔したかな? ごめんなさい、ね。

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草原エリアから森林エリアに戻る途中、木立の奥に母子のエゾシカを見つけました。一同、歓声をあげました。ガイドさんも、「この季節の母子連れはめずらしい、小鹿(バンビみたい)は警戒して姿をみるのはまれなことです」と。

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あらためて自然センターで、ウォーキングコースのパネルを見て、そこに貼られているカレンダーの熊出没(遊歩道への)情報におどろきました。

知床自然センターは、知床の大自然を楽しむための情報センター。知床財団の運営です。

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知床峠から降りました。「さいはて市場」=北海道さいはてにある市場です。海産物と軽食、そしてお土産を物色です──女性のたのしみです、な。

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わたしは8年前の訪問の思い出に慕って、「知床キャンプ場」案内小屋へ。無人でした。どうも閉鎖されているみたい……。

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アメリカの青年がローラーボードでやってきました。どこからかはききませんでしたが、これから知床峠をローラーボードで越えるんですって。
「ほんとかいな、あきれたナァー、もう」です。四国遍路を同じスタイルで巡っている人に会ってびっくりしたこともある──考えてみたら、66にもなってチャリンコで峠越えをしたひともいるのですから、そんなに驚嘆することもないけど……だれのことかっって? それはわたしなんです、よ。

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オシンコシンの滝を素通りし、三段の滝を見て、知床国道から斜里、そして屈斜路湖畔までのロングラン──バスです、車中はみなさんぐっすりの居眠りです。

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屈斜路湖畔に到着です。屈斜路湖に棲んでいるという姿が見られない「クッシー」君が出迎えです。
今夜の宿泊ホテルは、屈斜路湖一望のロケーションです。

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知床半島遊覧船乗船 北海道・道東をツアーで再訪2-2

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知床半島の地図。知床岬をウトロ港から岬の突端までの半周を往復で、大型船で海岸線を巡行します。
曰く「山の中腹から上だけが、海から顔を出すような地形になっている半島の海岸線には険しい断崖が続いています。その絶景をたのしめる……〔観光船〕です」。

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「おーろら2号」は定員400名。3階の船室と2層の展望デッキをそなえています。冬には網走で流氷観光砕氷船になります。

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出港です。長い期間待ち望んでいた知床を海からながめられます。うれしい!

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港を出てすぐに飛び込んできたのが、知床峠への道。ここから8年前に、えっちらおっちら自転車をこいで峠を越えたのでした。えらいなあと思う反面、よくもまあやったもんだ、こんなむちゃなことを、と。……でも、もうできないな、残念だけど。

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朝一番で眼下に見たプユニ岬を海から眺めるのは、なかなかいいもんだ。

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いよいよ、です、半島めぐりは。次々に展開される景色を撮影することで手一杯、そのいちをメモすることができません。

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海岸線が激しく波で侵食されて、こんな穴もところどころにあいています。黄色っぽいところは、この岬が約2万年前からの火山活動でできていますから噴火による硫黄分の流出の痕跡。

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目の前の海岸線のくぼみにあるフレペの滝。午後の散策で、このすぐ上まで歩いて行きます。

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象の姿に似ているので、名付けて「象岩」。
……続々と奇岩や光景、風景などが、どしゃぶりの雨のようにたちあらわれます。コメントを省いて写真をならべます。

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ちょっと説明を……真ん中の縦に細長い岩が頭をかしげている「コケシ岩」。

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火山噴火の溶岩が独特の形をうむ柱状節理が、隆起によってこんな形もつくっています。

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これぞ絶景。非の打ちどころがありません。ねがわくばデジカメ(CanonIXY)ではなく、でかいカメラで撮りたかった……持ってこなかったのは、無念の極みでした!

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知床岬は山だらけ、連山から海へ流れる水・川は多くの滝を現出しています。

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デジカメでおもいっきり引っ張って海岸の番屋を写しました。ここで寝泊まりして、鮭の漁場づくりなどを行わうそうです。

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「熊がいる!」と超望遠レンズをかまえていた人が叫びました。覗かせてもらいました。たしかにいました。ゆっくりのそのそあるいているのが手に取るようにみえました。私のデジカメでは、こんな程度です。かろうじてあのあたりで、でしかありません。あとできいたら、合計で4頭の熊をとらえたとのこと。ヒグマです。

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「知床半島に来られるようになって本当に し・あ・わ・せ」カミさんがしみじみとなみだごえで感動の言葉をつぶやきました。まさしく健康なればこそです。

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知床岬の突端です。陸からは許可を受けなければ誰も行けません。
それでいいです、なんでもかんでもどこへでも行ける必要はちーっともありません。

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Uターンです。心にふかく、よくきざんでおきましょう、この場面を。

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屏風のような……あちこちの屏風岩にも遜色ありません。

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まもなくウトロ港に帰港です。

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ウトロ港で「ゴジラ岩」が出迎えてくれました。

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知床五湖木道と展望台 北海道・道東をツアーで再訪2-1

知床のホテルを出発、今日は「知床堪能」の一日です。三度めの知床訪問でやっと実現できます。うれしいな、デス。

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眼下にウトロ港(知床観光船の母港)を見ながら知床峠の道をのぼります。この道を自転車でのぼり、峠越えを果したのが8年前、78歳。「よくもまー、こんなとこまで来たもんだ!」と自分をほめてのひとことをつぶやく。「ほんと、バッカみたいですよ」ってカミさんはつめたい反応……困ったひとだ、ほめてくれればいいのに……。

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峠のとっかかりの真下のプユニ岬ちかく。鮭の遡上、捕獲、加工(孵化も?)の施設が目にはいりました。例年ここを目指してバイトに来て、その後に北海道を旅する人たちがおとずれるようです。

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昨年4月29日ここへ来た時には、暴風雪にみまわれた悪天候。ウェットスーツでガチガチに固めましたが、五湖めぐりは自己責任ということで、一湖の展望台までで引き返す約束で涙をのみました。
でもって、今回はそのリベンジを果しにきたわけです。

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今日は快晴、知床五湖の内、木道が敷設されている三湖の展望台まで歩きの往復です。まずは林を抜けます。

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林から熊笹が生い茂る荒野の木道を行きます。

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知床連山が、雲一つない真っ青な空にはえて、きれい、キレイです。

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クマが木道に登れないようにすべて、地面より高く設置されています。そして、木道には感電用の電線をはりとおし、通電されています。

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くねくねまがったり、のぼったりおりたりですが、しっかりした木組みの道なので、あるいていてここちよいウォーキングがたのしめます。

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こんな展望台からの一湖の眺望は天下一すばらしい──

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知床二湖展望台からの眺望も、これまたとっても──    ──ことばが出てきません。

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とりあえず木道の終点です。きびしく管理されているのは、この先の知床ガイドツアー縦走路のためです。事前登録とガイド同行がなければ歩けません。なにせ知床は世界自然遺産だし、熊などとの共生が最優先されていますので。

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知床三湖展望台からは、知床連山をバックに知床三湖が目に入りました。逆行気味がただ一つの不満ですが、わたしはこれを見たくて、北海道に3度も4度も来ているのです、大大特別満足です。時間が許すなら、ボケーっと3時間ぐらいこの場に立ち尽くしていたい──

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木道最終地点の展望台ですから、この木碑を写し込んで記念写真を撮ろうとつぎからつぎへと人が立ちならびます。

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カミさんも往復ともゆっくりゆっくりで歩きとおしました。日ごろの回復に向けてのリハビリへの取り組み、食養生、処方通りの投薬などをこころがけ、とにかくきちんとした生活を続けてきた結果、それが実を結んでこうして歩きとおせたのです。

知床五湖フィールドハウスで知床を学習しながら一息入れました。

5年前に倒れて以来の快挙になりました。一時はどうなるんだろう、とおもったこともありましたが、多くの人々の応援、手助けがありました。ありがとうございました、とお礼を申し上げます。

さあ、つぎは知床半島観光船に乗船です。

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釧路空港→裏摩周湖→神の子池→斜里→知床 北海道・道東をツアーで再訪1-2

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あの懐かしい知床連山を眺めながら、バスは斜里を目指して走ります。
最近のツアーは目的地に着くなり、バスでポイントをつないでゆくことが多くなりました。道路がよくなっていることもあって、効率よく動き回ります。かなりの距離を消化します。ちなみに今日は210キロ走行とか。

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今回のツアーの宿泊は、すべてプリンス〇〇ホテルの西武グループで今夜は知床プリンスホテルに投宿です。夕食はバイキング形式です。腹いっぱい食えますので、大歓迎のはずが、寄る年波で目がほしがるほどには食えませんでした。

荷物をホテルに置いてあわただしく外出です。言ってみれば、8年前の8月21日にここに着いてからの行動の再現です。

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知床夕陽台。「夕陽のあたる家」は宿泊施設だが、私には無縁の場所。

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銭湯「夕陽台の湯」。温泉です。

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なんと。管理人さんご夫婦は健在。一声かけて、ちょっと記念写真をとらせていただきました。その節は携帯電話に充電させていただいたり、夕陽台の近所のことをいろいろ教えていただきました。その感謝を申し述べました。

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「国設知床野営場」。有名なキャンプ場です。

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キャンプにはなんの変化もありませんでした。施設に変わったことがありませんが、わたしがここに野営した時にくらべると、キャンプテントやキャンピングカー、それにコテージ利用者は格段にふえているようです。

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埼玉県から自家用車で車中泊したり、こうしてテントを張ったりして、北海道の旅をたのしんでいらっしゃるご夫婦も。

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ここが、私がテントを張った場所。夕陽台の湯でひとっ風呂あびてテントにもどったら、エゾシカが4~5頭テントを取り囲むようにして眠っていました。野営場管理人さんがいうには、「このキャンプ場は周りをクマよけの柵で守っているので、エゾシカは安心して夜になると泊りに来ます」とおしえられたっけ……。

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この方は、たしかイギリスからユーラシア大陸を横断して、シンガポール経由で日本に上陸し、日本一周中の26歳のチャリダー。つたない会話力しか持ち合わせない自分がうらめしかった、デス。日本の後は、オーストラリア、南アメリカ、北アメリカ……と世界一周の予定と聞きました。私にはウラヤマシイけど、やろうと思ってももはやできない相談になっちまったんですね、考えてみるまでもなく!

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コテージには、利用者の姿がありません。さみしい気がします。

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夕陽台へ向かうキャンプ場のみち。大阪から、自家用車バンを改良して完全車中泊で日本一周の御夫婦に会いました。「ふだんは喧嘩ばっかりなのに、この旅のあいだはいちども言い争いはしていませんです」と、奥さんがおっしゃっていた。旅は、夫婦仲をよくするもんなんですね、ウチはどうやら別らしい……

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しずむ夕日。言葉がでてきません。
このぶんなら、明日の知床は上々天気でしょう、たのしみです。

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釧路空港→裏摩周湖→神の子池→斜里→知床 北海道・道東をツアーで再訪1-1

2008年8月21日に自転車日本一周で訪れた北海道・道東をめぐるルートをメインに企画された、3泊4日団体ツアー旅行に行ってきました。
自転車日本一周は、海岸に沿っての走行でしたので、おとずれなかった場所と、印象深かった場所、そしてこの8年の間にかわったところをよーく見てきました。5年間の療養でだいぶ健康を取り戻したカミさんを同道しました(むろん、キツさやあぶなっかしいポイントは忌避させました。乞うご安心を)。

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羽田から釧路空港へ1時間35分のフライト。梅雨のない北海道なのにドヨーンと曇り空……

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たんちょう釧路空港モニュメントで歓迎されました。

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このツアーの足は、おおむねバス移動、斜里バスの運行です。総勢45人で、ほとんど高齢者です。最近目立っているのが、おひとりさま参加で、どうやら5名の方々も含まれているようです。

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まずは、空港から向かう道路は、ご覧のような大きなフキの葉びっしり。

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このツアーの特徴でもあるかのように?「トイレタイム」が頻繁にとられました。その最初が弟子屈温湯・道の駅。バイクで和歌山から飛んできたというライダーさんと、北海道めぐりを語り合いました。私と違ってテント泊はしないそうです。

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最初の訪問地は裏摩周展望台。昨年4月の(驚いた吹雪のなかの)ツアーには、いわゆる普通の摩周湖展望台を見ました。

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裏摩周湖展望台からの摩周湖の景色です。ポツンと湖面に黒点があるのは、中の島です。かつてのような世界一の透明度はなく、40メートル弱だそうです。

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摩周湖から10キロほどの「神の子池」。摩周湖からの伏流水でできた池で、道道からの道路は砂利道。まだ、メジャーな観光地にはなっていないので、なかなかイイ池です。いわば新しく開発されたばかりの観光地といえるかも。

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湧水量が多いのでしょうね、トウトウと流出川は誇らかに流れていました。

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水も澄んでいて、池の底がすっかり見えます。水温も低いので微生物もいないでしょう、きっと。

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浅いところに沈んでいる倒木も、コバルトブルーの底とあいまってよく映えていました。

早歩きもせず、せかされもせず、それぞれのペースで池の周りを散策しました。

あとで気がついたのですが、このツアー自体が、いそがずあわてず、をメインテーマにしているようです。ありがたいことです。このブログも、ちょこちょことアップしてゆくことにしましょ、っと。

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